【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「ずっと祐輝と一緒にいられたらいいな…」

「そんなふうに言ってくれるのは瑞希だけだな~」


「祐輝…答え待ってるね。奥様と離婚して、私を本気で見てね…祐輝が答えを出してくれるまで、私ずっと待っているからね」


「ああ…わかったよ」


それ以上祐輝は言わなかった。


祐輝も確実に瑞希にひかれてはいる…でも、瑞希のような純粋な女性にふさわしい男は、自分以外にいるだろうな~一時の感情で瑞希を傷つけるなんて、できない…


もう同じあやまちを、繰り返すことはできなかった。


「祐輝…今日祐輝の家に泊まったらダメだよね…」


「泊まる!って…」


「傍にいるのに、自宅に帰って、一人になるのが寂しくて…布団持ってくるから…」


「でも…それって、まずくないかい?」


「祐輝が迷惑ならいいの…」


「迷惑じゃないけど…」


「じゃあ決まり!」
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