【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
憲吾が自分の気持ちを考えて、晴香とのことを自分だけのせいにして、電話をくれたのだった。


どこまであいつは気がきいて、優しい奴なんだ…晴香が惚れるわけだよな…


店長の席から離れてながら、祐輝は思っていた。


部下達が次々に、祐輝を気づかって声をかけてくる。


これも、一種の社交事例。


皆自分の成績を上げるのに必死で、祐輝がいないと、責任は自分達がもたなくてはいけない事にハラハラしているのだ。


朝礼で、皆に休んだことの詫びを入れ、今までと同じ忙しい仕事場に気持ちは切りかわっていた。


ただ今までと違うのは、自分を一番に理解してくれようとしてる瑞希が傍にいてくれる。


お互い、なるべくよそよそしくしているが、何度か目があって、微笑んだ。
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