【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
瑞希の病気
瑞希が風呂に入っている間に、食器を洗い、キッチンが片付いた。


祐輝は気に入っている音楽をかけると、ベッドに横になっていた。


瑞希は、晴香の存在を気にしている。


別れた元妻といっても、きっと気になるに違いない。


消せない過去だが、瑞希と幸せになるたびに、一つずつ忘れられたらいいと思っていた。


「上がったよ~」


瑞希の髪をまた乾かしてあげながら、祐輝は一つ気になっていることを聞いた。


「瑞希の病気について、俺も少し詳しく知っておきたいんだけど~病院についていっていいかな?」


「えっ…病院は一人で大丈夫よ」


「いや、瑞希と付き合っていくなら、瑞希の病気についても、きちんと理解しておくべきだと思うんだ。一緒に考えいきたいからさ~」


「うん…わかった。じゃあ、今度の病院の時にね」
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