【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「ねえ瑞希…」


「ん?」


「いや…いい…」


「もうやだ~祐輝ったら、いいかけてやめるって気持ち悪くない?フフフッ…あっこの曲私好き…」


いいかけてやめたこと…


瑞希は普通に男性と経験しても大丈夫なのかってこと…


男女が付き合うとなると、いずれは求め合う時がくるだろう。


でも瑞希は重い腎臓の病気だったようだし、もしも体に負担をかけるようなら、それを求めてはいけないと思ったのだ。


「わかった!祐輝の言いたかったこと~!」


「えっ?何~」


「もしかして、エッチしていいかってことでしょう~」


また瑞希の冗談まじりの子供のような顔が可愛く祐輝を覗き込んだ。


「いや…体の負担考えたら、無理なのかなって…」


「それは大丈夫よ。先生に聞いたら、私の腎臓は、食生活が一番制限されるの。あとは、普通に生活してて大丈夫なんだよ~」
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