あなたとわたし
いつものように、アイと二人で移動教室をしていた
二人で楽しく話しながら歩いていた
その時、里咲に激しい痛みが襲った
"ドサッ"
「里咲⁉⁉」
「へいき…」
里咲は弱々しく答える
「だ、だれか!!!先生呼んで来て!!!!」
周りの生徒もざわめきだっている
その中を割り切って入ってきた人がいた
慎だった
「里咲!!!!!!!!」
「し…ん…」
「中宮!!!!ケータイ!!!!救急車!!!!早く!!!!」
慎がアイに向かって叫ぶ
アイも慌ててケータイをだし電話する
『はいーこちらーーーー』
とアイが冷静に電話していく
その時、誰かがよんだのか、先生が数名きた
「どうしたの⁉」
保健室の先生だ
保健室の先生なので里咲の"事情"のことも知っていた
「救急車は⁉」
「今、呼びました!!!」
と慎が答える
他の先生は、生徒を教室に返していく
ピーポーピーポーピーポー
救急車の音が聞こえる