あなたとわたし
「おとうさ…ん」
そんな言葉をいわれてしまい里咲は泣いてしまった
「高校は退学して、アメリカに行って心臓治そう!」
とお母さんは力強く言った
「え…?高校は卒業できないの…?」
里咲は困惑の表情で言った
「卒業したい気持ちはわかる。けどやっぱり早く治して元気になってほしいの」
「わかった…でも、学校にはお母さん達が行って話してきてくれる?」
「それはいいけど…自分で言わなくていいの?」
お母さんは優しく里咲に問いかける
「離れるのが辛くなっちゃう…」
里咲は力無く笑い切なそうに表情を浮かべていた
「わかった…じゃあ先生に話してくるね。ほら!お父さん行くわよ!」