あなたとわたし


「結構ギリギリだったなー!」

「ほんとね」

「二人とも、速すぎだよ!」

私は足が遅いので、二人にはいつも置いて行かれてしまう。

「ほんと、里咲は歩くのも走るのも遅いわねー」

「別に速くていいことなんてないし」

「それ、ただの言い訳だろ!」

と、慎が豪快に笑いながら私をバカにしてきた。

「うっさいわね!」

「おー、こわっ!」

と、またまたバカにしながら笑っている
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