お前は俺しかいねぇだろ?





そう聞いたら

その女性は一瞬黙って


「私はジャック・ザ・リッパーの

子孫なんです。

実は言い伝えがあったんです。」

「言い伝え…ですか?」

「はい…。

血の中に流れている狂気だけで

人を殺してしまうんです…」


!!!


「そんな血が存在したんですか!?」

「残念ながら…私達子孫は代々

殺し屋に狙われ続け、逃げています。

最悪の場合、殺される者もいれば

殺す者もいます…」


そんな…。


「この子はそうなんですか!?」

「私と同じです。

1番血が濃い者の一家なんです」


!!!


「分かりました。

私が責任を取って育てます。

夫と玄には先に

話しておきます。

あなたはどうするんですか?

一緒にどうですか?」

「私はもう正体がばれています。

新しい子ができたという情報は奴らには

まだ入っていません。

私はもうじき死ぬでしょう」

「そんな…!!」

「では…お願いします…」


にこっと笑ってその女性は去っていった…。






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