お前は俺しかいねぇだろ?





恐る恐る


「輪渡葵」


と言ったら、


パァァッ


シュウゥ……



「戻った…」


本当だったんだ…。

なんかつらいや…。


「本当にごめんなさい…。

葵、許さなくていいから…」


「何言ってんの!?

自分の身を冒したまで育てて

くれたぢゃない!!

言わないのが普通だし……」


ヤバイヤバイヤバイ。

涙がッ…


「っていうことだからッ。

ちょっと部屋で休んでくる」


「葵!!??」



バタンッ




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