復讐のkiss
イスタ帝国の王妃として、

イスタ帝国軍を率いる将として、

ミラは認められた。


ミラに逆らう者など、

イスタには誰一人いなくなった。


ミラはその事を知り、

胸が苦しかった。

復讐の為に入ったイスタ帝国。

それなのに、

そんな私を快く受け入れてくれた

イスタの皆に、感謝しても、しきれなかった。


ミラは思った。

この一戦に、自分のすべてを捧げようと。

自分の命がどうなるのかなんて、

終わるまで分からない。

でも、この命がある限り、

私はイスタの為に、

この先の未来の為に、

戦い抜くことを・・・

「ジュセフ、ミラの事は頼んだぞ」

ラメセスは静かにジュセフに言った。


「もちろんです、ラメセス様の大事な

方です・・・

私にとってもイスタにとっても、、ミラ様は、

なくてはならない存在です。

必ず、お守りいたします」
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