復讐のkiss
私は目を閉じていた。
このまま何も言わず、死んでいくはずだった。
…でも、
お腹に刺さったはずの剣。
それなのに、
ちっともお腹は痛くない・・・
…ゆっくりと目を開けた。
「…オシリス」
「・・・ミラを守ると言ったはずだ」
目の前には、痛みを堪え微笑んでいるオシリスがいた。
…オシリスの右手には、
グリフが突き刺した剣が貫かれていた。
…オシリスの向こうに立っているはずのグリフは、
その場に倒れていた。
…グリフの横には、
剣から血をしたたらせたラメセスが立っていた。
グリフを切ったんだろ。
命はまだあるものの、大きな傷を負い、
うずくまっているグリフ。
大将を倒されたホルス国は、
白旗を上げた。
…イスタが勝利を収めたのだ。
私は無傷で、この戦を終える事が出来た。
・・・だが、
オシリスの怪我は大怪我だった。
切られた右手は、神経を断裂。
…もう動くことはない。
このまま何も言わず、死んでいくはずだった。
…でも、
お腹に刺さったはずの剣。
それなのに、
ちっともお腹は痛くない・・・
…ゆっくりと目を開けた。
「…オシリス」
「・・・ミラを守ると言ったはずだ」
目の前には、痛みを堪え微笑んでいるオシリスがいた。
…オシリスの右手には、
グリフが突き刺した剣が貫かれていた。
…オシリスの向こうに立っているはずのグリフは、
その場に倒れていた。
…グリフの横には、
剣から血をしたたらせたラメセスが立っていた。
グリフを切ったんだろ。
命はまだあるものの、大きな傷を負い、
うずくまっているグリフ。
大将を倒されたホルス国は、
白旗を上げた。
…イスタが勝利を収めたのだ。
私は無傷で、この戦を終える事が出来た。
・・・だが、
オシリスの怪我は大怪我だった。
切られた右手は、神経を断裂。
…もう動くことはない。