復讐のkiss
「そんな事はさせられない」

ラメセスが言う。



「そうだよ。

ラメセスがオレの部屋に来れば、

何の問題もない・・・

ミラは、この部屋でゆっくり休めばいい」

オシリスはそう言って微笑んだ。



「…じゃあ、私はここで」

ラメセスとオシリスに一礼すると、

部屋の中に入った。


・・・思わずため息をついた。

ここに来てからというもの、

落ち着く暇もない。

・・・その夜は、久しぶりに、

ジェフティと二人で食事をした。



「ミラ様、最近眠れていますか?」

心配そうな顔で問いかけるジェフティ。


私は苦笑いを浮かべ、

「正直、あまり眠れない・・・

眠っちゃいけない気がして・・・

いつも隣には、復讐の相手が眠っていると思うと、

その時を逃しちゃいけないと思って」
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