復讐のkiss
「…なぜ、ラメセスは来ない?」

下唇をかみ、

悔しそうな顔をしたグリフ。


「だから言ったでしょう?

ラメセスが私と結婚したのは、

ただの気まぐれだって」

そう言ってクスッと笑った時だった。



「…いや、そうでもなさそうだ」

そう言ってニヤッと笑ったグリフ。

その目線の先には、


「…ラメセス王」

反対から、ラメセスが指揮する軍が、

やってきたのだ。

・・・いや、あれは。


「そう来なくちゃ、面白くない」

そう言ったグリフは、

私を家臣に預け、軍の指揮を始めた。


…私に付いてる家臣は、4人。

四方に散らばり、敵から備えてる様子。


グリフはどんどん、軍を進めていく。
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