復讐のkiss
葬儀が終わって数日。

イスタ帝国から、使者が訪れた。


『結婚の儀を受け入れる』


その一報を、イスタ帝国に入れていたから。


「初めまして、私は、ラメセス王の側近、

ジュセフ・ネフェルと申します・・・

今回、婚儀を受け入れて下さった事、

ラメセス王もとても喜んでおります」



ジュセフはラメセスと、いつもどんな時も

傍にいる、特に大事な側近。


そんなジュセフが、ラメセスから離れた事は、

今まで一度もなかった。


「こちらもイスタ帝国が、この国を、

そしてミラ王女や周りの者たちを守ってくださると聞き、

安堵しておりました・・・

先日、王が、何者かに暗殺され、まだ15歳のミラ王女では、

心細かったので」


そう言ったのは父の第一の側近だった、

ジェフティ。

今回、ジェフティが、私の傍に付くことを条件に、

復讐を許可してくれた。
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