影送り
・・・また、お願い事できなかった。
この前、涼君と見ていた時も、失敗してた。
ずっと、喋ってたからね。
今日も、そうなっちゃいそうだな・・・
なんて、思ってみたりするけれど。
やっぱり、わたしの目はしっかりと星を捉えていた。
「涼君のお願いって、何だったの?」
わたしが代わりに、お願いするから。
そう、微笑みかける。
「・・・って言っても、わたし早口言葉苦手だから・・・
無理かな?」
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