散華の麗人
その表情は平静だ。
「貴方方には恩があります。密告など、しません。」
茶々は言う。
「それに、貧しい私などの意見が王に伝わるはずありません。」
そう言って笑んだ。
「もし。」
真っ直ぐと一正を見る。
「私を信用していただけるのなら。」
その言葉に3人が茶々を見据える。
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