散華の麗人
一正の僅かに見える後ろ姿を見失いかけて、慌てて前を向く。
「その、代償を取り戻した時、色が曖昧なその石に魂の色がつく。」
老婆の言葉から察するに、少女は手に入れたのだろう。
しかし、何を代償にしていたのだろう?
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