散華の麗人
その言葉に緊張が走る。
「誤解するな。乳兄弟という情で生かすわけではない。」
先にそう言って睨む。
「俺は細川国王が創る国を見てみたい。」
“貴様もそうだろう?”と視線が言う。
何処か、楽しみにしているような感情を感じる。
夢を語っているようにも見えた。
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