散華の麗人
細川国王とは、“八千代”の名で呼ばれていた同じ顔は、その先に何を見ているのか。
愚かな国を創るというのなら、芽を摘んでおこうと思った。
けれど、奴は言ったのだ。
“皆が笑える世を創りたい”と
だから、俺は護る。
俺も、そんな世を望む人間のひとりなのだから。
愚かな国を創るというのなら、芽を摘んでおこうと思った。
けれど、奴は言ったのだ。
“皆が笑える世を創りたい”と
だから、俺は護る。
俺も、そんな世を望む人間のひとりなのだから。