散華の麗人
そして、窓の外を見る。
(……リアン。)
軍師の名をこころの中で呟く。
(お前は何を考えている?)
そう思い、机の引き出しを開ける。
リアンと一正。
そして、自分が写っている。
「……ふ。」
自嘲気味に笑んで、家臣を見る。
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