散華の麗人
そして、不思議そうな表情の風麗を見る。
「今でこそ、地主だが、本来は商人でな。その中で、陛下の人望、人柄に惚れちまったってわけや!」
一正より癖がある喋り方で、流れるような早口で言った。
「清零は気に食わん。特に、あの軍師は。」
「奇遇ですね。」
風麗は同意した。
「がはは!」
与兵衛太はまた笑った。
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