散華の麗人
“散華の麗人”とは良く言ったものだ。
似つかわしくない現実も知らないで。

鮮血は華のよう。
殺戮は舞のよう。

傭兵にしては細い四肢が紡ぐ舞。

誰かが、“唄のよう”と比喩した断末魔を背に切り捨てる。
< 313 / 920 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop