散華の麗人
一正は“ほぅ”と頷く。
「やはり、噂になっとるかぁ!」
「陛下まで!!」
茶々は困惑しながらも目をつり上げた。
「あまりからかわないでください!」
「ほんまのことやん。」
「将来の側室、やなぁー!」
与兵衛太が大声で笑った。
「やめよ。細川は側室はとらんのや。」
千代をちらと見て、一正が苦笑する。
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