散華の麗人
翌日、斥候と一正と風麗が来た。
それも、軍を引き連れずに。
リアンは驚く。
一正は馬を降りると、リアンに詰め寄った。
「……率直に聞く。」
「はい。」
真剣な一正に静かに返事をした。
「この襲撃、あんたが首謀者か?」
「いいえ。」
簡潔に答える。
嘘ではない。
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