散華の麗人
餓鬼のような女。

放っておけなくて、鬱陶しいことこの上ない。

そんなやつと居て、絆される自分がいる。

(つくづく、馬鹿ばかりに構ってしまうな。)

一正といい、真っ直ぐな人間に惹かれる。

自分は、歪んでしまっているから。

(情けない。)

わかってはいても、こればかりは変えられない性分だ。

いくら、上っ面だけ冷静になれども、変わらない。
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