散華の麗人
そして、意地悪に嗤う。
「貴様の取り柄は馬鹿さと戦闘故な。」
「それ、褒められてはないよね。」
「これが褒め言葉に聞こえたら、貴様の性癖を疑う。」
ばっさりと言う雅之に“相変わらずだ”と溜息をついた。
「この猫耳が!」
くせっ毛を指差して、反逆のつもりで言った。
「で?猫耳でどうかしたか?」
「可愛いな!男のくせに!!」
「羨ましいなら、髪の毛を固めるか?」
「……ちくしょう。」
全くダメージを受けないどころか、ムキにもなってくれない雅之に地団駄を踏んだ。
「貴様の取り柄は馬鹿さと戦闘故な。」
「それ、褒められてはないよね。」
「これが褒め言葉に聞こえたら、貴様の性癖を疑う。」
ばっさりと言う雅之に“相変わらずだ”と溜息をついた。
「この猫耳が!」
くせっ毛を指差して、反逆のつもりで言った。
「で?猫耳でどうかしたか?」
「可愛いな!男のくせに!!」
「羨ましいなら、髪の毛を固めるか?」
「……ちくしょう。」
全くダメージを受けないどころか、ムキにもなってくれない雅之に地団駄を踏んだ。