散華の麗人
雅之は戦場に目を向ける。
「戦場はあっちだ。行くか?」
「……いやだ。」
拗ねるように遥葵は抱きついた。
「雅之さんと、いっしょがいい。」
「貴様は傭兵だろう。」
「やだ。」
聞く耳を持たない様子だ。
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