散華の麗人
月夜に対する清零国王の評価は、“子供”という認識でしかないようだ。
「此度の戦争、協力感謝する。」
一正は気を取り直して言った。
「何、軍師を遣っただけだ。礼を言われる筋合いはないな。」
清零国王は扇子を開き、扇ぐ。
「もっと重要な別件で呼んだのであろう?早に話すが良い。」
そう言って清零国王はパチンと扇子を閉じた。
それだけのことなのに、威圧感を感じる。
「此度の戦争、協力感謝する。」
一正は気を取り直して言った。
「何、軍師を遣っただけだ。礼を言われる筋合いはないな。」
清零国王は扇子を開き、扇ぐ。
「もっと重要な別件で呼んだのであろう?早に話すが良い。」
そう言って清零国王はパチンと扇子を閉じた。
それだけのことなのに、威圧感を感じる。