散華の麗人

傭兵

それは、10年前のことだ。

奏国は交戦状態。
劣勢を察した家老と当時9つだった王は亡命した。

その際、国王は柳晴という名前を“柳”として身を偽っていた。

風麗は傭兵を初めて間もなく、依頼が少ないため、師匠の元で修行に勤しむ毎日だった。
ひとを守る仕事を早くしたかった。
だが、6つの身ではそれもかなわない。
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