散華の麗人
町の方に出ることが増え、変な輩に目を付けられたりしたが、一人で倒せるだけの実力が二人には備わっていた。
そんなある日、師匠が風麗と柳だけに留守を頼み、武器の新調に出かけて行ってしまった。
二人はいつも通りに稽古をする。
そして、何事も無く終わるはずだった。
『奏国王はいるか!?』
大音声で叫ぶ輩が敷地内に入ってきた。
今までも追手が来ることはあったが、家老が処刑された後は“国王死亡”という扱いになっており、首には価値が無くなっていた。
その為、追手は来ないはずだった。
『何用だ!無礼者。』
風麗は目尻をつり上げて睨む。
そんなある日、師匠が風麗と柳だけに留守を頼み、武器の新調に出かけて行ってしまった。
二人はいつも通りに稽古をする。
そして、何事も無く終わるはずだった。
『奏国王はいるか!?』
大音声で叫ぶ輩が敷地内に入ってきた。
今までも追手が来ることはあったが、家老が処刑された後は“国王死亡”という扱いになっており、首には価値が無くなっていた。
その為、追手は来ないはずだった。
『何用だ!無礼者。』
風麗は目尻をつり上げて睨む。