【短】女子高生と幽霊
外をあてもなくフラフラあるく。


外は相変わらず暑い。


「日焼けするなぁ…」


…レイさんと会ったのはつい一月前ほどか。その日も暑かったなぁ。


…私は本当に好きになってしまったのか。幽霊を。

おとぎ話のようだ。


「レイさんは…」


幽霊になってまで隠しごとをしたいのか。


そう考えていると後ろから、「芽衣?」と名前を呼ばれた。

振り返れば友人の

「みずき?」

が立っていた。
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