恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
◇
背中を玄関から押し出しながら、久しぶりに母親らしい顔を見せてくれたので。
「怒ってくれる友達なんて、貴重なのよ?
仲直りしたいなら、ちゃんと伝えて」
言われたとおり、電話しようか。
帰り道、只管携帯を開けたり閉じたり。
ぱか……ぱちん
ぱか……ぱちん
ぱか…
「考えなくても頭の中のこと、言葉にすればいいの。
この口はね、何の為についてるの?」
大人になって、周囲に合わせて柔軟になることを覚えると、喧嘩することもなくなっていく。
自然、仲直りの仕方も、忘れてしまうわけで。
正直、元彼と別れた時より心臓ずっくんずっくんきてるのはなんでだろう。
結局、ラストはぱちんと閉じたまま。
お母さんごめん。
私の口は食べる為が大半みたいです。
背中を玄関から押し出しながら、久しぶりに母親らしい顔を見せてくれたので。
「怒ってくれる友達なんて、貴重なのよ?
仲直りしたいなら、ちゃんと伝えて」
言われたとおり、電話しようか。
帰り道、只管携帯を開けたり閉じたり。
ぱか……ぱちん
ぱか……ぱちん
ぱか…
「考えなくても頭の中のこと、言葉にすればいいの。
この口はね、何の為についてるの?」
大人になって、周囲に合わせて柔軟になることを覚えると、喧嘩することもなくなっていく。
自然、仲直りの仕方も、忘れてしまうわけで。
正直、元彼と別れた時より心臓ずっくんずっくんきてるのはなんでだろう。
結局、ラストはぱちんと閉じたまま。
お母さんごめん。
私の口は食べる為が大半みたいです。