堕天使~迷い~
青春


やっと


見えた光



今まで一人だった


その時は


何も聞こえなかった


何も見えなかった


何一つとして受け入れようとしていなかった



怖くて


寂しくて


虚しくて



心の中にぽっかり空いた穴は埋まりはしなかった


自分で体を抱きしめてみる


人を求めてみる



それでも満たせれはしなかったし


人は私を助けてはくれなかった


けれど、暗闇に射した一筋の光は


眩しく、美しかった



それは


私の


初めての光


もう見ることのない青春の













< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop