【短編】狼少女と先生と。






「おいっ!」

地面に倒れこんだ彼女。


「明日香!」

「・・・名前呼ばないでっ・・・。」

「今そんなこと言ってる場合か!」

「それより・・・。
 ミケを大人しくさせないと、
 花がぼろぼろになっちゃう・・・。」

「あ、ああ。」


俺は能力を使って大人しくさせた。


「離しなさいよ・・・。」

「今は休んでろ。」


明日香を膝枕して休ませている。


「あぁ、もう・・・。」


抵抗する気力も無いようだ。


「じゃあ、あと五分
 このままでいい・・・?」

「いいから、黙って休めって。」





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