【短編】狼少女と先生と。
明日香side
「空也、蓮覇。」
いきなり呼び捨てにしたからだろうか。
矢部先生は驚いている。
岬先生は嬉しそうだが。
「空也、誰に向かって心配してくれているの?」
「明日香に決まってんだろ。」
「違う、空也は私なんか見ていない。
この外見を・・・、鈴を見ている。」
「明日香、何で鈴さんを知ってる!」
ここでも生活も終わりにしないと。
真実を話さないといけなくなった。
夢を覚まさせないと・・・。