ー続・桜蝶の総長様ー




-雷鳥side-



あいつは必ず動き出す。

組長もそうおっしゃった。



それを見計らって俺はあいつを監視していた。


そしたらあいつは部屋から出てきた。



やっぱり………。


組長のおっしゃったとおりこいつはスパイだな。


部屋から出るなと言ってあったが聞きやしないし。


一応部屋から出てきた理由を聞くと呑気にトイレに行くなんか抜かしやがる。




だがトイレに行く途中、俺が廊下に置いた薬物売買の日程表などに反応した。


あいつの目つきが鋭くなった気がした。


怪しまれている事に気づいたか?




………ハッ、だがお前は絶対松坂組には勝てねぇーよ。


なんたってこっちには秘密兵器があんだからな。



雷「せいぜいもがくんだな」



たとえ喧嘩が強くても、お前は負ける。


佐賀ルキ、死を待っているんだな。



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