「俺は魚類しか愛せない…」
そう宣言した兄の友人残念君(けどイケメン)は、絶世の美女(自称)の私とお付き合いする事になった。
デートコースもやっぱり水族館で、そして口説き文句は「君は深海魚だ」だけどそれでもなんだかんだで楽しかった。
「仕事と私どっちが大事なの」じゃなくて「魚と私どっちが大事なの」なんて言葉を言う日が来るなんて夢にも思ってなかった。だけど文句なんて無いし、魚類顔だと自覚してもスルーして耐えてた。
そんな貴方の元カノに出会って、どうしてもやっぱり貴方に伝えたい。言わないと貴方はきっと私の気持ちを理解してもらえない。―――続きの言葉は是非物語で。
この作品の魅力は、作者の「思わせる文章力」だと思います。短い文にも関わらず情景が浮かんでくるのです。そしてテンポが素敵!
本当に素敵な作品をありがとうございます。