カタオモイからはじまる恋

「あ、チョコ。口についてるよ?取ってあげる!」

あたしの口に雪の親指が触れる。
雪は親指を舐めて

「甘い」

と爽翔をみて言う。

「てめー」

爽翔さんは雪に襲いかかる。


そんなことより、雪にされたことが衝撃的で…頭がついていかない。

今起きた出来事を思い出すだけで
顔がポッと熱くなるのがわかる。


「ただいま〜って雪ちゃん爽ちゃん!!」

翔子さんは焦って2人を引き離す。

「もう!遥姫ちゃん来てるからしっかりしなさい!」

その時…

「お邪魔します」

礼儀正しい可愛い小柄な子が現れた。

遥姫ちゃんだ。

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