カタオモイからはじまる恋

なかなか電話に出ないから
諦めて電話を切ろうとしたとき

「もしもし」

で、でたーーー

「はい!お忙しいところ申し訳ございません。あのー、頼み事がありまして電話しました。課題手伝ってくれませんか?」

「は?」

「やっぱり無理ですよね。」

悠稀が優しく課題を手伝ってくれるわけない。

「メイのことだからどうせ課題何も手付けないで今日まで来て、バカだから問題が1問も解けないんだろ?」

「っ」

図星だ。図星すぎて反論できない。

「手伝ってやるよ。俺ん家に来い。」

「はい!!!行きますとも!では!」

これ以上に嬉しいことはない。


よし!課題が終われそうだ!!



この時の自分は悠稀をなめてました。

口調はダメダメだけど
本当は優しい人なんだ。

そう思ってたのが間違いでした。
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