カタオモイからはじまる恋

「頂きまーす♪」

本当このチョコケーキ好き。大好き。
この程よい甘さがたまらない。

「どう?」

「天才☆ すっっごい美味しいよ‼︎」

と満面の笑みで雪に答えると、

「口の周り汚い」

と笑われました。

「もう二度と褒めない。」

「じゃー、もう二度とチョコレートケーキ食べさせてあげない。」

「それは…やだ」

勝ち誇った雪を睨みつける。
そしたらいきなり両側頬っぺたを摘まれた。

「いたひ」

「面白い」

「おもひろくなひ」

「ぷっ…ブスカワ」

ちょ、聞こえたぞ。
ブスカワとはなんだ!!

褒めてんのか、けなしてんのか。

それより
「頬っぺいたひからはなせーー」




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