カタオモイからはじまる恋

リビングに迫り来る足音…
速くなる鼓動。

急いで立ち、隠れられそうな所を探す。

冷蔵庫と壁の間に隠れる。
それと同時に2人はリビングに着く。

存在を消そう
存在を消そう
存在を消そう
存在を消そう

てかなんであたしが隠れなきゃいけないのよ!バイトだと嘘ついて女と遊んでるのは向こうなのにー!!

「このソファー好きだったな〜」

と女

「このソファー?」

と嘘つき野郎

「ここであたしのファーストキス奪ったの憶えてないの?サイテー」

ふ、ふ、ふぁーしゅときしゅ?

もう聞いてられなくて耳を塞ぐ。
でも、気になる。
気になったりする。

「キスする?」

聞かなければよかった。


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