カタオモイからはじまる恋

凪海…助けてくれてありがとう。

悠稀…モウニドトアイタクナイ。

「ハルくん、このジュースお祝いとして受け取ってくれるかな?」

千香…野郎のどこがいいのかな。

「リンゴジュース苦手」

と、野郎は言って。スタスタと帰る。
酷すぎるでしょ。

「全部メイの所為だからね」

はい?? リンゴジュース苦手ってことが?
なんでやねん!


凪海に手を掴まれ屋上に連れてかれる。

「メイもう大丈夫?」

「凪海ありがと。命の恩人だよ」

「重っ、まー俺メイの味方だから」

「かっこつけないで。」

「はいはい(笑)」

頭をトントンしてくれる凪海は優しいお兄ちゃんのよう。

凪海の笑顔は大好きで、落ち着く。

「屋上でいちゃいちゃとか止めてくれません?」

「はい?」

なんでまた悠稀いんの?

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