カタオモイからはじまる恋
「そうですよ!!バカですよ?なんか文句でもあんの?」
スカートの丈を強く握る。
「ないけど? ナギお前こんな奴と一緒にいるとか…バカが移るね。」
「なんですって?」
バカが移ると?
バカは移りません!!ばーーーか
「あー、疲れたから帰る」
「帰れ」
さっさと帰れよ。
てか、凪海なんか言いなよ。
何も言わない凪海を睨む。
悠稀も睨みつけようと、
顔をあげた時にはもういなかった。
はやっっっっ
「ハルと仲いいんだね。」
「全く!!!!てか、なんで何も言わなかったの?」
「面倒だから。」
「っ」
「それに、ハルとは話たくねーから」