カタオモイからはじまる恋

「そうですよ!!バカですよ?なんか文句でもあんの?」

スカートの丈を強く握る。

「ないけど? ナギお前こんな奴と一緒にいるとか…バカが移るね。」

「なんですって?」

バカが移ると?
バカは移りません!!ばーーーか

「あー、疲れたから帰る」

「帰れ」

さっさと帰れよ。
てか、凪海なんか言いなよ。
何も言わない凪海を睨む。

悠稀も睨みつけようと、
顔をあげた時にはもういなかった。

はやっっっっ

「ハルと仲いいんだね。」

「全く!!!!てか、なんで何も言わなかったの?」

「面倒だから。」

「っ」

「それに、ハルとは話たくねーから」

< 26 / 161 >

この作品をシェア

pagetop