カタオモイからはじまる恋
ー放課後ー
自分の教室で瑆くんを待つ。
早く、早く。
どこ行こうかな?
カラオケ?ゲーセン?ショッピング?
考えるだけでニヤニヤ。
それにしても、2人っきり
って事を考えると恥かしい。
「メイちゃん?俺図書館行かないといけなくなった。」
教室のドアの方にいる瑆くんが
衝撃的なことを言う。
楽しみにしてたあたしがバカみたい。
「うそ…」
「ごめんね。」
「一緒に行っちゃだめ?うるさくしないから!!」
「いいけど、静かの苦手でしよ?」
わかってない。
あたしは瑆くんといれれば、静かだってこと気にしない。
「苦手じゃないよ!それに時間あれば、わからない所教えて欲しいんだけど…」
「行こっか」
と爽やかスマイル。
あたしには眩しすぎます。
「うんっ!!」
自分の考えていたデートとは全く違うけど、瑆くんと2人っきりってことには変わりはない。