カタオモイからはじまる恋
数学の時間が終わり
あたしはいつも通り
先生に呼ばれ、手伝いを頼まれる。
「今日も、メイさんノートを職員室運んでくれますか?」
「はい!」
「ありがとう」
ニコニコしながらどっかにいく数学の先生。
毎回のようにあたしはその日に集めたノートを職員室に持っていく。
断れない性格だからね
「失礼します 2年D組の夏木 愛飴です。」
と言わないと職員室には入れない。
「メイちゃんえらいね〜! 毎回毎回数学のノートを運びにきて~えらいっ! なんでD組なのかが謎だわ!!」
「バカだからじゃないですか?」
近くにいた男子生徒が言う。
バカ?バカだと?あ?