カタオモイからはじまる恋
気持ち
捻挫が大分よくなり、
学校へ登校。
足が重たい。
カイラと瑆くんに会えると思うと毎日
うきうきして登校してたのに。
今ではカイラの気持ちを知って
なんか“モヤモヤ”している。
ぼーっとしてたらクラスに着いていた。
「よっ!」
あたしの前の席に座って
挨拶してきた凪海。
「久しぶりだね」
「元気ねーじゃん。熱か?」
と言って手を額に当ててきた。
「熱じゃないみたいだね」
「熱じゃないもん」
熱だったら寝込んでるわ!!
「じゃーなに?」
「ねぇ、もしね、友達が自分の嫌いな人を好きになったら…どうする?」
このとき、あたしはどんな回答を
望んでいたんだろう。