カタオモイからはじまる恋

「食欲なくした」

無言で食べていた悠稀はいきなりそう言ってお家に入ってったし、

「俺も〜、人前でイチャイチャするのやめてよね〜」

「きゃー!見てるこっちが照れちゃう」


やっぱり好きなんて言わなければよかったのかもしれない。

恥ずかしくて爽翔の顔なんてみれないけど意を決して爽翔の顔を見ることにした。

「顔…赤い…」

「うるせー」

タオルをあたしの顔にかけた。

邪魔なタオルを退かすとそこにはもう爽翔はいなかった。

「あんなに顔が赤い爽ちゃん久しぶりにみたわ〜ラッキー♪」

翔子さんは幸せそうでなによりも。
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