カタオモイからはじまる恋
遥姫ちゃんに会うまでの2週間に
たくさんのことが起きましてですね、
まずはカイラさん
あの日カイラは悠稀に告白し、
振られたらしい。
恋に興味ない。
誰かと付き合いたいと今は思わない。
とか言われ、カイラは深く傷ついた。
そして問題なのがカイラに言われたことなのです。
月曜日誰もいない保健室で事件は起きた
「メイはさ、悠稀の兄と付き合ってるのは悠稀に近づくためなんでしよ?」
んなこと言われて黙ってる人
なんてこの世の中にはいない。
でも、「ちがう」と言っても信じてくれすはずもない。
「そういう人だと思わなかった。」
冷めてる目であたしを見る。
「もうメイとは当分会いたくない。」
泣くこともなく、
「わかった」
とだけ言って保健室を出て行った。
女の友情はハムのように薄っぺらいモノだと誰かが言っていた。
あたしとカイラの友情も
ハムのように薄っぺらかった。
いつかはだれかとボンレスハムのよう…
ハムのことは忘れましよう。