カタオモイからはじまる恋

遥姫ちゃんに会うまでの2週間に
たくさんのことが起きましてですね、

まずはカイラさん

あの日カイラは悠稀に告白し、
振られたらしい。

恋に興味ない。
誰かと付き合いたいと今は思わない。

とか言われ、カイラは深く傷ついた。



そして問題なのがカイラに言われたことなのです。


月曜日誰もいない保健室で事件は起きた



「メイはさ、悠稀の兄と付き合ってるのは悠稀に近づくためなんでしよ?」


んなこと言われて黙ってる人
なんてこの世の中にはいない。

でも、「ちがう」と言っても信じてくれすはずもない。


「そういう人だと思わなかった。」


冷めてる目であたしを見る。


「もうメイとは当分会いたくない。」


泣くこともなく、
「わかった」
とだけ言って保健室を出て行った。




女の友情はハムのように薄っぺらいモノだと誰かが言っていた。

あたしとカイラの友情も
ハムのように薄っぺらかった。


いつかはだれかとボンレスハムのよう…

ハムのことは忘れましよう。
< 87 / 161 >

この作品をシェア

pagetop