カタオモイからはじまる恋

「お父さん早く行きましょ!あ、雪ちゃんお家を頼むわね。」

「はいはい。」

雪は無言で反抗せず家に入る。


翔子さんは急に静かになって

お父さん、爽翔と悠稀が車に乗るのを確認してからあたしに近づいた。

「メイちゃん。雪ちゃんのお手伝いしてくれない?ごめんね〜」

小声で両手を合わせて頼んできた。

「お家のことなら任せてください!」


ガッツポーズしながら言ったあたし。
お家のことは任せちゃダメなあたし。

「助かるわ〜」

ホッとしたのかそのまま車に乗って、出発した。


「よし!!頑張ろう!」

と気合いを入れる自分であった。
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