カタオモイからはじまる恋
ドアを開けようとしたら
鍵がかかっていた。
ーピーンポーン
開けてくれるかな??
もう少し待とう。。。
数分待っても出てこない。
ーピーンポーン
あれ?
ーピーンポーン
ーピーンポーン
ーピーンポーン
ーピーンポーン
やっとドアが開く。
「うるせーよ」
不機嫌な雪。
「だって、開けてくれないから!」
そんなあたしの言葉を無視して
ドアを閉めようとする。
「翔子さんに頼まれたから…翔子さんに任せてなんて言っちゃったし…」
「あいつ何考えてんだか。早く入れよ。」
ため息しながらドアを開けてくれた。
この時少し、少しだけ優しくみえた。